オニゴーリだって語るさ

まひろ♪です。CS行ったり物申したくなると更新します。

三位決定戦 masa vs 垢BANチキン 【深夜vault部模擬全国大会】

優勝と準優勝。
たった一つの白星が、2人に全く逆の感情を抱かせる。
しかしそれでも、彼らがその戦いにおいて最後まで頂点を目指す権利を持てたこと、
【最強】を目指せたこと、手に入れられたこと。
これらは揺るがない事実なのだ。

 

 

では、寸前でその道を断たれた者は。
masa垢BANチキンが目指した場所は少なくともこの場では無いだろう。

常に上を目指すことを信条に活動する彼らは、決勝にいない事実に満足していないはずだ。

 

ただそれでも、彼らの闘志は燃え尽きちゃいない。

表彰台を目指し、己がプライドを守るために、最後の戦いに挑む。 

 

 

GAME1
これまでのゲームで互いの手の内は既に割れている。
masaは《生命と大地と轟破の決断》をセット。マナに自然を用意することでブーストへの足掛かりとする。
対する垢BANチキンは《”末法”チュリス》をセットし、それ以上のパワーを持つカードが手札にあることを示す。

 

双方悪くない出だし。そう見えた。

 

しかしmasaの2ターン目は無情にもマナセットのみ。
充分なマナ加速カードを搭載しているにも関わらず準決勝から揮わないデックトップに画面の向こうからも焦りを感じられる。

それを抜き去るような疾走感。
垢BANチキンの《一番隊 チュチュリス》が場に出ると、その速度差はより大きなものに。

またしてもマナセットで終えたmasaに、垢BANチキン率いるネズミ軍団が牙を剥く。
その手から放たれる《”必駆”蛮触礼亞》から、流星のごとく現るは

《龍星装者 “B-我”ライザ》

 

 

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すぐさま攻撃、、、には移らない。
何故なら、垢BANチキンの手札は【1枚】なのだ。

 

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ここ一番で飛び出すのはたった1枚の切り札、《”轟轟轟”ブランド》

ドローしたカードは《ドンドン吸い込むナウ》ケアのために破棄。

 

するとその猛攻は、止まるはずもなく。

masa 0-1 垢BANチキン

 

 

 

 

 

GAME2
masaの先攻、《霞み妖精ジャスミン》をセットするあたり、手札にはマナ加速の手段が整っているのだろう。

 

だが、それだけでは足りない。
垢BANチキンが走り出す前に、ソリティアパーツを引き込めるだろうか。

 

《"極限駆雷"ブランド》セットを見届け、masaの2ターン目。
予定通り《フェアリー・ライフ》を使い、1ターンのジャンプアップ。
このターンマナに置かれたのは《MEGATOON・ドッカンデイヤー》に2枚目の《フェアリー・ライフ》
質は十分でないものの、第一目標クリアといったところ。

 

垢BANチキンは、それに対して《一番隊 チュチュリス》の召喚を以て返す。
この有無で次の動きは大きく変化する。
必要なタイミングでキーカードを不足なく引き込むチカラは、まさしく長に相応しい。

 

その圧を一番大きく感じているのは誰でもない、masaだ。
しかし負けじと食らいつく、迷いなく場に送り出されたのは《ラ・ズーネヨマパンツァー》

 

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シールドを割られるデメリットを無効化する上、公開領域を増やすことで欲するカードを探し当てやすくなる。
手札に構えた2枚目の《逆転のオーロラ》を皮切りに次ターンにフィニッシュ。
《”必駆”蛮触礼亞》の強制バトルを逆手に取り、12000という巨体で大型を跳ね返すこともできる。

 

 

最良の一手。

しかしそれが、常に万全だとは限らないのだ。

 

 

垢BANチキンの3ターン目。
――手札は5枚

 

 

マナセットを終えると、《一番隊 チュチュリス》の恩恵を受けた《ダチッコ・チュリス》を1マナで召喚
その効果で後続のビートジョッキーはさらに軽く。
自身のB・A・D込みで合計5軽減、1マナで《”末法”チュリス》が登場
そして彼は援軍を呼び寄せる。
場に出るのは2体目の《”末法”チュリス》に《CATWAE・ネコボン》

――手札は2枚

 

 

群れる大群、精鋭部隊。
彼らをまとめ上げるのは、一人のマスター。
《”罰怒”ブランド》が場に出れば、その全てが攻撃態勢に入る。

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――手札は、1枚

 

 

 

 

 

 

 

 

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それを支えるのは《”轟轟轟”ブランド》、もう一人のマスター。

 

 

《”末法”チュリス》が、《CATWAE・ネコボン》が、《”罰怒”ブランド》が、masaのシールドを叩き割る。
その全ての攻撃を無抵抗で受け入れる、それは【彼】にとっての勝利を、敗北を意味する。

飛び出る《ドンドン吸い込むナウ》を最後まで処理することなく、3位決定戦が終了した。

masa 0-2 垢BANチキン

WINNER:垢BANチキン